野島の野鳥のデーター
-----野島の干潟で見ることが出来る野鳥は何種類?。-----
 野島の干潟で見ることができる野鳥は、何種類ぐらいだろうか?。どこかに資料はないかと?思い探しましたが、野島の干潟と限定すると、あまりというかほとんどありません。このため、やむを得ず、小生が鳥見に行ったときに記録した、フィールドノートからデーターを取り出してみました。
 これらのデーターは、サンプル方法も統計方法も統一されていません。ただ単に、野島に行ったときに見た鳥の記録ということです。
 全体的な傾向を大雑把にみることができます。しかし、どんな鳥が、どんな時期に、どれくらい居るかというレベルまでは大まかに把握できます。
 但し、シギ・チドリと野島にあまり来ない、数少ない・珍しい野鳥については、正確にカウントしています。

 反面、どこにでもいる鳥やいつもいる数の多い鳥については、カウントしていないケースがあります。
 「記載なし」といっても野鳥がいなかったということではなく、いつもいるので数えなかったということです。ウミネコ、ユリカモメ等のカモメ類。数は少ないが、何時もいるカワウやサギ類、冬場のカモ類がそれらのカウントしてもらえなかった、かわいそうな鳥たちです。


フィールドノートの内容(期間 : 2004年3月24日〜2008年10月21日)
観察した野鳥の数の記録 合  計
記載数あり 記載なし(0)
2004年 31 4 35 フィールドノートに記帳した日数。ノートより野島に行った分のみ抜き取ったものです。 
2005年 47 15 62
2006年 31 10 41
2007年 43 4 47
2008年 57 8 65
総  計 209 41 250

野島干潟の野鳥一覧 (単位 : 羽/1回)
野 鳥 名 見ることができた野鳥数 特 記 事 項 ・ 時 期
最大数 最小数
ハマシギ 40 1 渡りの時期4/25-5/22、秋は来ない。1・2・3月に少数だが見れることがある。
メダイチドリ 32 1 渡りの時期4/23-5/25、秋8/8-9/25、春の半分の羽数。1月に少数だが見れることがある。
イカルチドリ 10 4 2004年の実績、但し、誤認の可能性あり。
キアシシギ 20 1 渡りの時期。4/28-6/14、秋7/24-9/3。
2009,5.17 39羽、50羽という情報アリ。
コチドリ 5 1 4・5・6・7月スポット的にわたってくる。
シロチドリ 15 1 4・5月、1月にスポット的に来ている。
チュウシャクシギ 3 1 4・5月、5月に多い。
キョウジョシギ 1 1 2005・2006年の5月にそれぞれ1羽。
2009.5.13 30羽、渡りの中継地になっている可能性アリ。
ソリハシシギ 2 1 2005・2006・2007年の5・8月。
イソシギ 6 1 通年見れる。
コアジサシ 2 1 2004・2005・2008年の5月渡りの時期にスポット的に来ている。
スズガモ 300 20 11月に渡ってくる。2月ごろ帰る前に大群で集結。
ホシハジロ 50 30 六浦川、侍従川に多い。
キンクロハジロ 30 20 冬季(10月下旬-4月上旬)は常時いる。まともに数えたことなし。
オナガガモ 50 20 冬季(10月下旬-4月上旬)は常時いる。まともに数えたことなし。
ヒドリガモ 100 30 冬季(10月下旬-4月上旬)は常時いる。まともに数えたことなし。
コガモ 2 1 2006年10・11月渡りの時期に休憩するだけ、あまり野島にいません。
カルガモ 25 5 夏から秋は野島の干潟に多く、冬から春は川や池に多い。
マガモ 3 2 冬のみ、数は少ない。
アメリカヒドリカモ 1 1 冬のみ、数は少ない。
ウミアイサ 1 1 2004年11月1度だけ。
オカヨシガモ 4 1 2004・2005・2007年渡りの時期にスポット的に寄る。
ハシビロカモ 2 2 2006年10月渡りの時期にスポット的に寄る。
カンムリカイツブリ 2 2 2008年3月北へ渡りの時期に。
ハジロカイツブリ 2 1 2006年1月渡りの時期にスポット的に寄る。
カイツブリ 2 1 2004・2006・2007年冬から春にかけて時々見ます。
カワセミ 2 1 通年見れる。
オオバン 1 1 2006・2008年野島まで時々見るようになった。本来淡水の鳥、海で見るのは珍しい。
カワウ 10 5 通年見れる。
イソヒヨドリ 2 1 通年見れる。
アオサギ 4 1 通年見れる。
ダイサギ 3 1 通年見れる。冬場はあまり見ない。
チュウサギ 2 1 通年見れる。
コサギ 5 1 通年見れる。
ハクセキレイ 3 1 通年見れる。
ムクドリ 100 2 通年見れる。
イワツバメ 30 30 夏場、野島で繁殖している。
ハシホソガラス 5 1 通年見れる。
ハシブトガラス 5 1 通年見れる。
スズメ 10 5 野島公園。通年見れる。
カワラヒワ 8 2 通年見れる。
ウミネコ 100 1 8-4月ごろ見れる。
ユリカモメ 200 1 10-4月ごろ見れる。
セグロカモメ 4 1 10-4月ごろ見れる。
オオセグロカモメ 2 1 10-4月ごろ見れる。
トビ 10 5 通年見れる。
オオタカ 1 1 時々見れる。
ミサゴ 1 1 時々見れる。
ドバト 7 2 通年見れる。
干潟で見れる野鳥 49種
キジバト 5 2 野島公園。通年見れる。
ヒヨドリ 7 4 野島公園。通年見れる。
モズ 2 1 野島公園。秋・冬。
ジョウビタキ 2 1 野島公園。秋・冬。
シロハラ 3 1 野島公園。秋・冬。
ツグミ 7 1 野島公園。秋・冬。
ウグイス 0 0 野島公園。通年。
コゲラ 2 1 野島公園。通年見れる。
シジュウカラ 5 1 野島公園。通年見れる。
シメ 1 1 野島公園。秋・冬。
メジロ 3 1 野島公園。通年見れる。
ホウジロ 1 1 野島公園。通年見れる。
アオジ 2 1 野島公園。秋・冬。
オナガ 5 1 野島公園。時々見れる。
野島公園で見れる野鳥 14種
合   計  63種
よく見れるといっても、野鳥の種類により、その時期(季節)に合わせないと見れません。例えば、カモ類(カルガモを除く)は10月下旬〜4月上旬の冬季が中心です。
最大数は、小生が見に行ったときの最大数です。当然のことながら、小生が見に行っていない時、これ以上の野鳥がいることもありえます。実際はこれ以上の数の野鳥がいるはずです。
2009.4.28 オオハム1羽。4月28日の日記
2009.5.14 トウネン1羽。 5月14日の日記。

2009年から定期調査を始めました。2年間の調査の結果と2010年のシギ・チドリの動向を個人的に調べた結果をアップしましたので、ご参考まで。2010年12月22日追記。
「野島での定期調査の結果とシギ・チドリの動向」


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